森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし

標本箱の中の音

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今日の研究室に流れているのは、今年の春に左の研究員がおもむろに作って録音した「標本箱の中の音」という曲だ。

 

もちろん虫でも入ってこない限り、標本箱の中に音など流れていない。

だが覚えているだろうか、研究員は以前に静かな空気が増す音を発見し、それを「静けさの素」と名付けていたのを。

ちなみにその時の音は「試験管」というタイトルで既に曲にされている。

 

話を戻して、標本箱の中にあるのは時を止めたような静かな空間だ。花や、種や、何かの破片や、そういったものが簡素な箱の中で身じろぎもせず大人しくしている。息をすることすらなく、保存されている。

 

その少し物哀しい静けさを音にしたものが、今日この部屋に流れている曲である。標本を作る作業にぴったりとも言えるし、眠くなるから向いていないとも言える。

 

聞いてみたい?そうだね、そのうちね。