森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし

機械都市遺跡

場所は森の中心から少し南西に行った辺り。曲がりくねって枝分かれした迷路のような構造を持つ広大な地下遺跡。それが機械都市遺跡である。

 

巧妙に隠された入口が森のあちこちに点在しており、今日向かった入口はマンホールのような丸い蓋が地面に埋まっている形だ。

 

そこに、何とも表現し難いヘンテコな形をした鍵を3種類差し込み、パスワード……もちろんデジタルではなくて、こう金庫のような12桁の暗証番号、いや暗唱記号?をダイヤル……ではなくパズル……パズル?で組み立て、ハンドルを回し、つまみを引っ張り──だんだん何の話か分からなくなってきたかもしれないが、遺跡に入るための扉の話だ──とそこまでやって、ようやく扉が開く。

 

遺跡の中はとにかく変な機械でいっぱいなのだが、その詳細はまたいずれということにしよう。

 

今日画像を紹介するのは、機械都市遺跡のなかでも特徴的なもののひとつ「歯車豆(ハグルマメ)」である。

 

機械都市では、オーガニックパーツとでも呼ぼうか、植物性の部品が大量に使われていたことが判明している。そのなかでも特に可愛らしい歯車豆は、歯車の形をした豆がさやの中でカタカタと回っている植物だ。

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画像の標本は半分に割れてしまっているが、勿論丸い形のものもある。

 

詳しい情報はいずれ作る植物図鑑を楽しみにしていただきたいが、とにかくここにはこういった変なものが山ほど詰まっているのだ。

 

博士はこの遺跡に特別ロマンを感じるらしく、最近は発掘された機械を組み合わせてさらに変なものを作ることにすっかりハマっている。

 

その改良……改造……発明?された不可思議な機械の数々も、いずれ紹介できたらと思う。