森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし

歯磨きアイスを好きになる

今週のお題「好きなアイス」

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私も元はと言えば「歯磨き粉みたいな味するじゃん」派であった。アイスの中でも特に好き嫌いの分かれる味だろうと思う。そんな私がチョコミントをチョコミントとして好きになった経緯を、今日はお話ししようと思う。

 

きっかけは、ふらりと立ち寄ったカフェで興味本位に注文したフレッシュペパーミントティーであった。この場合のフレッシュというのは、乾燥茶葉ではなく生の葉っぱを使っているという意味である。

 

カップに顔を近づけると目に沁みる。飲まずとも物理的に分かる鮮烈な爽快感。普段より余計に瞬きをしながら口に含めば、暴力的なまでのミントの香り。口の中の清涼感はタブレットに匹敵するレベルだ。舌が痛い。しかし、風に吹かれて青々と茂る様をイメージさせる人工的でない良い香りと、無添加だと分かるどこか安心できる味がする。美味しい。楽しい。

 

思えばあの時、私にとっての「ミント味」が「歯磨き味」から「葉っぱの味」に変貌を遂げたのだと思う。

 

飲み込まずに吐き出すべき味から、嗜好品として楽しめる味へと変わったのだ。

 

ミントさえ克服してしまえば、あとはこっちのもの。先入観さえなければミントとチョコは相性がいい。もう私にとってチョコミントアイスとは、歯磨きみたいな変な味ではなく、ハーブティに一粒のチョコレートが添えられた、おしゃれな味のアイスなのである。

 

アイスに限らず、ミント味の食べ物に抵抗がある方はまず一度、ハーブとしてのミントを楽しめる方法を探してみてほしい。フレッシュミントティーと乾燥ミントティーは全く味が違うし、パフェなんかの上に飾られたミントが気にいる方もいるだろう。「ミント味」ではなく植物としてのミントが好きになれれば、もはやチョコミントはあなたのための味になるのである。