森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし

夜の研究室3

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昼と夜の研究室では見え方が違う、という話をした。

 

昨日の話は、考え方によっては違うとも言えるというような哲学チックで曖昧な話であったが、研究室にはもっとあからさまな昼と夜の違いもある。

 

その代表が、暗いところで光る培養器である。

 

正確に言うと、光る生き物が入っている。

当初これは蛾のさなぎだと思われていたが、どうも違う生き物の卵ではないかと言う説も最近浮上してきた。数週間で羽化すると思われていたにもかかわらず、一年経ってもまだ中に篭ったまま。どちらにしても随分と気が長い。

 

さて、ここから光る蛾が羽化するのか、全く知らない生き物が生まれるのか。それが分かるまで、しばしこの光を楽しもうと思う。