森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし

森からの荷物

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研究所宛に、森の住人から妙な荷物が届くことがある。見たこともない文字のラベルが貼られているもの、厳重に封印されているもの、無駄に複雑な結び目の紐がかけられているもの……送り主によって様々である。

 

その中身は変な形の石だったり、何かの種であったり、干した薬草の束であったりと様々だ。

 

標本室の片隅には、未開封のそんな荷物が乱雑に積んである場所がある。代わり映えのしない日常に退屈したり、嫌なことがあったりした時にひとつ開封しては、楽しい気分を取り戻すのである。