森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし

梅雨の名残り

f:id:CaramelAcorn:20170820224501j:image

日陰に咲いた紫陽花が、梅雨が終わって真夏を過ぎるころになっても、朽ちることなくそこにあるのをご存知だろうか。

 

鮮やかな青紫だったものが少しずつ少しずつ時間をかけて色褪せ、薄い緑に近づいてゆく。

 

その姿は、梅雨の名残りのようにどこかノスタルジックで美しい。

 

紫陽花がこんな風になるのは、この花びらのように見える部分が実は花ではなく葉っぱだからだとか理由はあれど、今は大して重要ではない。

 

日向のはだめだ。すぐに干上がって茶色くなってしまう。強い紫外線から守られた木陰の紫陽花を見つけたら、そっと覗き込んで、美しい雨の季節の名残りを探してみるのも良いだろう。