森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし

FP(フォレストポイント)

今週のお題「私の癒やし」

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ありきたりかも知れないが、私にとって癒しといえば森である。

 

ゲームなどでは自らの状態を数値化したものとしてHP・MPなどという表現があり、それはどうも体力や精神力の残量を示しているらしいが、私にはそれに加えてFP(フォレストポイント)という項目が存在している。と自分では思っている。

 

森に行くと増加し、雑草を愛でても増加し、アスファルトの地面を歩けば減少し、乗り物に乗るとゼロになる。

 

FPが増減する感覚はどうにも言葉で表しにくいのだが、比較的「癒される」「疲弊する」というのが近いのかもしれない。

 

私のMP(精神力)は読書や芸術鑑賞、美味しい食事などでも満たされるのだが、それとは全く別個に、森というものは心の奥深いところのなにかを癒す力を持っているように思う。

 

考えてみれば、私は自身の芸術活動において、他者のMPではなくFPを満たしたいのかもしれない。

 

少し湿っている澄んだ空気、土と葉と水の香り、金と緑がキラキラと混じり合った透明な光。静かに生きる植物にぐるりと囲まれる感覚。

 

休んでいるはずなのに癒されない。あなたもそんな時は森に足を運んでみてはいかがだろうか。