森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし。毎週金曜日夜9時ごろ更新。

紋章と白衣

研究室には一応、本当に「一応」紋章がある。

帽子のないドングリ型の枠に、花の遺跡の種護紋様と冬に葉を落とした木の絵が詰め込まれている。

 

ただ、本当に紋章やロゴマークが必要なのかと言われれば、必要ないと言わざるを得ない。

看板もなければ、商品をパッケージングすることもない。SNSのアイコンは標本の写真で、制服もなければ社員証もない。名刺に刷っても良いのだが、昔作ったやつが大量に余っているためしばらく新しいものは必要ない。

 

では、なぜ紋章などというものを作ったのか?

 

言うまでもなく、なんとなくである。

 

なんとなくではあるものの、何かには使ってみたいと今のところCDジャケットにのみ使用されている。微妙な使いどころである。

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制服といえば、個展等でも着用している白衣、あれは制服ではない。


理系の方ならお分かりいただけるかもしれないが、ただの作業着である。この際言っておくが、当然採集に出かける時も白衣ではない。

イベントなどに着ていくのは「その方が"ぽい"から」「誰が作家か分かりやすいから」であって、それ以上の意味はないのである。白衣はカッコいいとか、着ていると楽しいとか、そういった感性も特に持ち合わせていない。無心である。

もしかすると偏見かもしれないが、テレビ番組で医者が白衣を着ているのも似たような理由ではないだろうか。きっと世の中そんなものである。