森のなかの標本室

不思議な標本を作るアートユニット「飴色団栗研究室」にまつわるちょっとしたおはなし。毎週金曜日夜9時ごろ更新。

タンポポ

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タンポポ、という名前を考えた人は天才だと常々思っている。春の日差しを花にしたらこんな風になるだろうというようなこの黄色い花に、これほどふさわしい響きの名前が他にあるだろうか。

 

タンポポは綿毛もまた素晴らしい。これほど儚くて丸いふわふわを私は他に知らない。このふわふわを崩さないように瓶や何かに入れて保存しておきたいと何度も思ったが、いや、これは長く伸ばした茎の先で風に揺れているからこそこんなにも美しいのだと、その度に思い直している。

 

私には、毎年楽しみにしているタンポポ畑が三箇所ほどある。写真はその一つで、日当たりも風通しも良い素晴らしい場所である。

 

連休は都会に遊びに行くのも良いが、タンポポをゆっくりと愛でるのもまた良いかもしれない。そういうこともまた、時間と気持ちに余裕のあるときにしたできないことである。